2019年08月21日

愛を伝えたい。映画「ひろしま」

昨日のお盆の話の流れから。

お盆と言えば毎年もう一つ手を合わせたくなる終戦記念日。

戦争の事をしりたくなって、ネットやテレビ、本など毎年みます。

今年は原爆について考える年だったようで・・・。
映画「ひろしま」についてや、
原爆ドームについての特集が多く組まれていてお盆休みに追いかけて見ていました。

アメリカ統治時代、原爆に関しての報道は「原爆の悲惨さを世に知らせると反米感情がたかまり、日本の民主化はさまたげられる」と規制されてそうです。

日本がアメリカから独立したのは昭和26年。

その頃、多くの日本人は原爆の悲惨さをしらなかった。
知らされていなかった。

戦後6年間のアメリカ統治時代、原爆について語ることはタブーで原爆ドームを平和記念ドームと言っていた時代があったそうです。
誰がそれを原爆ドームと呼び出したのか?

被爆した今を生きる方が怒りを露に

「平和記念式典?冗談じゃない!あれは原爆記念式典だ!」

そう応えた90歳になろうかと言うお年寄りの力強い訴えに、心引かれた。

わたしには戦後70年の年から3年以上をかけて日本中の戦跡や記念館をめぐった経験がある。

これから戦争を知る人間がいなくなる時代が来る前にそれを知ってる人にお会いしたい。知っておきたい。
そして、後世にわたしに伝えられる平和とはなにか?を考える数年だったと思う。

そこで自身loveという言葉に行きつき、私が伝えるべきことはloveであることに気付きました。

元々loveという言葉がとても好きだったけれど、この言葉でできることにも気づかされた数年だったと思う。

そんなわたしも知らなかった、
映画「ひろしま」
独立後すぐ作られて、戦後8年目に公開に。

被爆者88000人が出演し、ベルリン国際映画祭でも入賞を果たした映画をわたしは知りませんでした。
本当に沢山の太平洋戦争関するドキュメンタリーを見て、ほとんどのそれに関する映画見たのに知らなかった。

なぜ?

大手映画配給会社が反米的だと配給を拒否し、小さな映画館のみでの放映となりお蔵入りに。
広島の人のなかでさえ記憶から薄れ、日本人の記憶から消えた映画。

2000年代になり、この映画関係者の子、孫の力でこのままにしてはいけない映画だと言うことで、小さな映画館で放映されるようになったそう。
そして、そのパワーは現在世界に向かっています。

わたしは機会を得てこの映画を見ることができたこの夏に感謝。

冒頭から涙が止まらない。
この時代に生まれ、会いたくても会えない人もいるけれど、その子が健康で日々を大切に生きていてくれていたらきっと、いつか会える。
そんな希望が持てるこの時代に生まれて来たことに感謝。
そういう時代をこれからも繋いでいきたい。

戦後70年は草木も映えないと言われた、ヒロシマ、ナガサキ。
両市まわったけれど、戦後74年がたって、どちらも復興目覚ましく、現在では各地区の代表市になっている。

映画の中で、病院の庭に植えた大根の芽が出た瞬間。
日本の復興への力強さを感じました。
その小さな芽を育ててくれたあなた方のお陰で、今の私たちの生活がある。

ユー、ジャントルマン
パパママピカドンデ
ハングリー、ハングリー

号泣です。
英語、実は教わらなくてもこうして学んでいた時代が日本にはあった。

もうすべてのシーンに泣きました。

アメリカに依存しながら復興した日本。
が、教育の方向性が日本人の英語を間違った方向にむけてしまった。

国語算数理科社会、英語??
わたしは英語は
体育音楽、英語。だと思っていると最近そんな話を人に話したばかり。
この映画のなかではまさしくそれがなされていた。
体得する英語。

そんな仕事にも心を馳せながら。

太平洋戦争後の戦争に核兵器が使われていないことの重要さを考え、
この重要さが今後永久に続いていきますようにと深く思いました。

中には感動ポルノだとおっしゃる方もいるかもしれません。
そっとしておいてほしい被災者の方もいることだと存じます。
ですが、黙っていたら後生に伝えていくことは出来ないので、いろんなお考えがあるかと思いますが、私は伝えていく方を選びたい。

またよく右か?と聞いてこられる方もいますが、現代っ子なので
右も左もよく意味がわかりませんが、右利きですw

現代っ子も最近では死語ですね。笑

私の両親はどちらもとても兄弟、姉妹が多く、戦時中に兄弟を亡くしています。

子供を亡くすって、あの時代少なくはなく、当時はすぐそばにある話で。

知覧にいったとき、息子と同じ年頃の男の子達が特攻隊で出撃した遺書を読み、息子だったらと母親の気持ちを重ねてしまい、ハンカチが涙で滴るほどに。

終わってしまったことで誰かを責めるよりも
これからの私たちは、相手に愛をもって大切に接したら何が起こってもどんな時でも小さなコロニーからでも大きな革命をおこせる。

愛のある革命を!

毎年夏になると考える愛について

私が子供たちに伝えていきたいこと。

英語を教えているけれど本当に教えたいことはこういうことなのかも。

広島原爆記念館が新しくなったので、近いうちにもう一度訪れたいです。

映画「ひろしま」は現在名古屋のシネマスコーレにて上映中です。
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/




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Posted by ひとみん at 07:33│Comments(0)ひとみんの心情
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愛を伝えたい。映画「ひろしま」
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